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スポーツわくわくサイエンスパーク②   

2011年 08月 17日

会場にはバスケットボールやバット等も用意されていました。それらにもポイント(反射マーカー)が付けてあり動きが分かるようになっています。また、スノーボードをやっているという子のために、裏のバランスコーナーで使われていたバランスボードが持ち込まれたこともありました。



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バスケのパスの相手をしてあげたり…
パスというか僕に向かってシュートしてねみたいな感じだったかな。

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画面を見たり…

画面に映っている大きな四角や三角に見えるものはカメラの位置です。各カメラに番号が振られていて、「3番と4番の間から見た映像映して」というようなやり取りが聞こえてきました。よく見るとカメラ位置を示す四角の中にも番号が振ってあります。中央の小さな点々がポイントの位置を示しています。

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じゃ、もう一回。

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自分でも…!

今日は録画ができないそうで、男の子がパスをしていると自分では映像が見られないため小塚くんが代わりにやって見せていました。こうやって時おり自分の姿を映すためにずっとポイントを付けたままの小塚くんでした。

小塚くんが被っている帽子もイベントのために用意されたもので、ポイントが付いた帽子を被ることによって頭の位置も映像として映し出されるという仕組みでした。そのため帽子がないと映像は首から上がありません(笑)帽子を被った子供と帽子なしの小塚くんが2人で一緒にモニタに映し出されると「首がない方が小塚選手です。」というアナウンスが入ったことも(笑)

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小塚くんの話を少し聞けることに。海外に行っているとレポートの提出などになるが、豊田にいる時には授業もちゃんと行っているということでした。

ちなみに小塚くんの右側にあるうっすら赤い丸が光っているものがバイコンカメラです。今日は全部で8台設置しているそうです。写真ではピンクっぽくなっていますが、実物はもっと赤い色だったように思います。

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バイコンカメラだけではなくハイスピードカメラも使って研究をしているとのことで、別のブースでイベントが行われていたハイスピードカメラの方を指して「あちらにあるハイスピードカメラを使って~」と話しているところです。

また、小塚くんがその場で1回転もしくは2回転を跳んでその映像を映し出すということが行われました。この時だけではなく何度か回転の映像を見る機会があったのですが、「小塚選手の方ではなくちゃんと画面を見て下さいね!」というアナウンスが入りました~。私はちゃんと画面の方を見ていましたよ!

画面に映し出される映像は、バイコンカメラから出る光をポイントに反射させることによってその位置を計算して表示しているそうで、見る角度を自由に変えることができるのも大きな特徴です。小塚くんが回転した時に真上から見た映像が映し出されると、軸がしっかりしていて頭の位置がほとんど変わっていない様子がしっかり確認できました。個人的には、スケーター以外が同じことをやった場合にどのくらい軸がブレるのかも比較のために見てみたかったなとちょっと思ったり…

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こちらは回転時のポイントについて説明をしているところ。頭の先から足の先まで軸がズレずにまっすぐになっていることがポイントだそうです。

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「身体が右に傾いたり左に傾いたりすると軸が大きくなってしまうので、それだけ回転のスピードが遅くなってしまいます。」身振り手振りで一生懸命しゃべってます。

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バイコンカメラは氷の上では氷が反射してしまって上手く撮れないとの話が出ました。カメラがなかなか上手くポイントを感知してくれないので、これからどうやったら氷の上で上手く感知してくれるかを詰めて行きたいというようなことを話しています。

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バイコンカメラを使うとジャンプを跳んでいる時の姿というのもはっきり見えるため、まずはジャンプを研究していけたらいいなということです。身振り手振りがどんどん大きくなっていきます…

その後もバイコンカメラの説明を聞く機会が何度かありましたが、その中に出てきた話では、ポイントが取れてしまうので水中では撮影できないことや、ポイント以外にも例えば着ている服の白い部分やIDパスのような透明な物、洋服に付いているスパンコールなどにも反射してしまうとのことでした。そのため、研究用データを撮る時は男性は下は黒いスパッツを履いて、ランニングシューズなどの反射帯などはテーピングでマスキングをして反射を防ぐとのことでした。

つづく

by gotakahiko | 2011-08-17 22:25

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